19日午前7時半(日本時間同8時半)、北京の会場で「世界初」とされる人型ロボットによるハーフマラソン大会がスタートすると、並行して設けられた人間のコースのランナーたちとともに、最初の1台が駆けだした。
中国政府は2010年代半ばごろから産業育成に力を入れ、「ロボット強国」に向けて業界を後押しする。
- 人型ロボのハーフマラソン、北京で 「世界初」大会 1位タイムは?
最近特にめざましい発展を見せるのが、人型ロボットだ。
米金融大手モルガン・スタンレーが2月に発表した報告書によると、人型ロボットで重要な役割を果たす世界のトップ100社のうち中国(台湾含む)の企業が37社を占める。24年までの3年間に発表された人型ロボットの約6割が中国企業製で、過去5年の中国の特許申請件数は2位の米国の4倍近い5688件にのぼる。
工業情報化省傘下の中国電子学会は、30年までに中国の人型ロボット市場が約8700億元(約17兆2千億円)規模に達すると見込む。
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優勝候補の1台として注目さ…